Raytrek-DTM BMの実機レビュー
今回レビューする製品はコレっ!
Raytrek-DTM BM(Core i5-4590搭載)
今回レビューさせていただく製品は、ドスパラのDTM・音楽制作向けパソコン「Raytrek-DTM BM」です。CPUにintel Core i5-4590、グラフィックスにCPU内蔵のIntel HD Graphics 4600を搭載したモデルで、ドスパラ Raytrekシリーズの中でもDTM/DAW向けの入門用PCに位置するエントリーモデルとなります。
本機は高性能と安定性、静音性を重視して組み上げられており、高品質パーツとドスパラオリジナルの静音タイプクーラーを標準で搭載。そして電源は80PLUS BRONZE認証を取得した500Wの静音ファン搭載電源が採用されています。
多数のトラックやプラグインを処理する高性能と、長時間の作業にも安心な安定性で、まさにクリエイター向けの1台と言えるモデルではないでしょうか。
Raytrek-DTM BMの構成を見てみよう!
今回レビューをするRaytrek-DTM BMの構成スペック
モデル名 | Raytrek-DTM BM |
---|---|
CPU | インテル Core i5-4590 プロセッサー |
CPUクーラー | 静音パックまんぞくコースLite |
メモリー | 8GB PC3-12800 (DDR3 SDRAM, 4GB x2, デュアルチャネル) |
マザーボード | インテル B85 チップセット マイクロATXマザーボード |
グラフィックス | インテル HDグラフィックス4600(CPU内蔵) |
SSD | SSD Liteパック (120GB) |
ハードディスク | 1TB SATA 6Gb/s 接続 (SATA Ⅲ) |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ |
電源 | 500W 静音電源 (AcBel 製 / 80PLUS BRONZE認証) |
※上記スペック表の赤い字は基本構成からカスタマイズしているパーツとなります。
ケースの外観チェック
フロント部
Diginnosオリジナル マイクロATXケース「EM041」のフロントです。表面は非光沢で目の細かいシボ加工が施されています。シンプルすぎる位シンプルなデザインです。

フロント中央にはUSB2.0×2ポート、マイク入力、ヘッドフォン出力が装備されています。

電源ボタンはフロント通気口の上部に配置されています。電源ボタンの隣にはHDDアクセスランプとリセットスイッチを装備。

電源投入後、電源ボタンはブルー、HDDアクセスランプはホワイトに光ります。

天面部
ケースの天面部分です。

底面部
ケースの底面です。

インシュレーターはプラスチック製です。ラバー製ではないので滑りやすいです。ツルツルとした表面の場所に設置する際は、滑り止めを咬ませた方が良いかと思います。

背面部
背面には120mm角のファンが搭載されています。背面のポート類は PS/2ポート(マウス、キーボード)、USB 2.0ポート ×4、USB 3.0ポート ×2、LANポート、オーディオポート(マイクイン、ラインアウト、ラインイン)です。
映像出力はDVI ×1、 HDMI ×1、 D-sub15ピン ×1、そして、ドスパラ公式サイトの製品基本構成には表記されておりませんでしたが、本機にはDisplayPort ×1もありました。

サイド部
正面向かって左側のサイドパネルには通気口が完備されています。

正面向かって右サイドです。

内部チェック
内部の全体写真です。基本構成の場合はビデオカードが非搭載なので、内部にはゆとりがあります。電源ユニットはケース上部に配置されています。

配線がとても上手にまとめてあります。プロの技ですね。

3.5インチ シャドウベイは全部で2段。レビュー本機はカスタマイズでSSDを追加しているので、3.5インチシャドウベイの空きはありません。
ちなみに今回のSSD Liteパック (120GB)で搭載されていたSSDはADATA製の128GBでした。

3.5インチベイも2つあります。カスタマイズでこの部分にカードリーダーを追加することも可能です。

CPUクーラーは「静音パックまんぞくコースLite」。静音性はもちろんのこと、冷却性にも優れています。

CPUクーラーはドスパラお馴染みの「DeepCool/九州風神」製です。

マザーボードはASUSの「B85M-E」が搭載されていました。このマザーボードはBTOパソコンで頻繁に採用される組み込み用のOEM生産品のマザーボードではなく市販モデルとなります。

電源はAcBel(アクベル)製の500W 80PLUS BRONZE認証電源を搭載。

ベンチマークを計測してみた
今回は「ファイナルファンタジー XIV 蒼天のイシュガルド」のベンチマークを表示解像度や品質設定を変えながら計4回走らせてみました。CPU内蔵グラフィックスなのでハイスコアはもちろん期待できませんが、最新の内蔵グラフィックス(インテル HDグラフィックス4600)がどの程度の能力を兼ね備えているのか参考にしていただければと思います。
ファイナルファンタジー XIV 蒼天のイシュガルド [1280×720ドット (標準品質)]

ファイナルファンタジー XIV 蒼天のイシュガルド [1920×1080ドット (標準品質)]

ファイナルファンタジー XIV 蒼天のイシュガルド [1280×720ドット (高品質)]

ファイナルファンタジー XIV 蒼天のイシュガルド [1920×1080ドット (高品質)]

表示解像度を抑えて映像品質の設定を上げなければファイナルファンタジー XIVでも普通にプレイできそうです。もちろんファイナルファンタジー XIVに限らず他のゲームタイトルも同様に設定を低くすればプレイ自体は可能かと思われます。CPU内蔵グラフィックスと考えれば、まずまずのスコアではないでしょうか。
Raytrek-DTM BMについてのまとめ
本機をレビューしていてまず気付いた点は、動作音の静かさです。静音CPUクーラーと静音電源を搭載しているので当たり前と言えば当たり前なのですが、本当に静かだと思いました。「音を創る人のための音楽制作向けパソコン」というだけあって、雑音やノイズをかなり考慮したパソコンのようです。標準仕様でも十分静かだと思いますが、もしさらに静音にこだわりたいということであれば、カスタマイズでハードディスクを構造上無音のSSDへ変更するか、もしくはSMART DRIVE(5インチベイに取り付ける静音ボックス)を使用したハードディスクの静音化をすることにより、さらにパソコンの動作音を抑えることができます。
Raytrek-DTM BMは2画面出力にも対応しており、デュアルモニターで使用することも可能です。ツールボックスなどをを2番目のモニタに表示することで、ピアノロール画面を幅いっぱいに確保したり、他のアプリケーションを同時に表示しておいたりと、打ち込み時の作業効率を大幅にアップしてくれます。
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