im560GA5の実機レビュー
今回レビューする製品はコレっ!
G-Tune NEXTGEAR-MICRO im560GA5
今回レビューさせていただく製品はマウスコンピューターのゲーム用デスクトップパソコン「G-Tuneブランド」の NEXTGEAR-MICROシリーズ im560GA5 です。CPUに Intel Core i7-4790、ビデオカードに GeForce GTX970 を搭載したハイエンドモデルとなります。
同じく Core i7-4790、GeForce GTX970 を搭載した NEXTGEAR-MICROシリーズの im550GA6 とはマザーボードのチップセットに違いがあるくらいで、その他の構成については基本的に同じとなります。それぞれのチップセットはレビュー本機の im560GA5 が「Intel H97 Express」を搭載したマザーボードを採用、im550GA6 は「Intel H81 Express」チップセットを搭載したマザーボードが採用されています。
今回レビューをする NEXTGEAR-MICRO im560GA5 の構成を見てみよう!
モデル名 | NEXTGEAR-MICRO im560GA5 |
---|---|
CPU | インテル Core i7-4790 プロセッサー |
CPUクーラー | ノーマルCPUクーラー |
メモリー | 8GB PC3-12800 DDR3 (8GB×1) |
マザーボード | インテル H97 Express (Micro ATX) |
ビデオカード | NVIDIA GeForce GTX970 4GB |
SSD | 120GB Kingston V300 シリーズ (6Gb/s対応) |
ハードディスク | 1TB SerialATAIII 7200rpm (6Gbps/ SATAIII接続) |
光学ドライブ | なし |
電源 | 500W 電源 (80PLUS SILVER認証) |
※上記スペック表の赤い字は基本構成からカスタマイズしているパーツとなります。
※本機は基本構成の場合、光学ドライブが非搭載となりますのでご注意ください。光学ドライブの搭載を希望の方は「DVDスーパーマルチドライブ」、「ブルーレイディスクドライブ」をカスタマイズにて選択可能です。
ケースの外観チェック
フロント部
G-Tune NEXTGEAR-MICROのフロントです。G-Tuneブランドでは定番のIN WIN製ミニタワーケースとなります。フロントの大半がメッシュ加工されており、とても放熱性に優れたケースです。

フロントメッシュは簡単に取り外しが可能。掃除がしやすく実用的な作りです。取り外したメッシュは丸洗いもできます。

フロントポートは、ヘッドフォン出力、マイク入力、USB 2.0 ポート × 2、USB 3.0 ポート × 1 (背面USB 3.0ポートを1つ使用) となります。カスタマイズで17メディア対応マルチカードリーダーを搭載することも可能。

天面部
ミニタワーという筐体にも関わらず、天面部には140mm角の大きなファンが搭載されています。

底面部
NEXTGEAR-MICRO im560GA5の底面です。電源部分に通気口が完備されています。

NEXTGEAR-MICROシリーズではインシュレーターのカスタマイズも可能です。レビュー本機はノーマルのインシュレーターですが、ノーマルのままでも十分すぎるほどの物が採用されています。

背面部
背面のポート類は、USB 2.0ポート ×2、PS/2ポート(マウス、キーボード)、USB 3.0ポート ×4、LANポート、オーディオポート(マイクイン、ラインアウト、ラインイン、サラウンド・サイドスピーカー出力、サラウンド・バックスピーカー出力、センター・ウーファー出力)となります。マザーボード上の映像出力端子は本機では使用しないので、それぞれ誤接続を防ぐためカバーが取り付けられています。

背面上部から出ている青いコードはフロントUSB 3.0の延長コードとなります。下の写真のように背面のUSB 3.0ポートに挿すことでフロントUSB 3.0が使用可能になります。

本機に搭載されているビデオカード(GeForce GTX970)の外部出力インターフェースはDVI-I ×1、DVI-D ×1、HDMI ×1、DisplayPort ×1 となります。

サイド部
正面向かって左側のサイドパネルは広範囲にメッシュ加工が施されています。この左側のサイドパネルはロゴやグラフィックが刻印されたクリアアクリルパネルに変更することもできます。

正面向かって右側のサイドパネルにも通気口が完備されています。ちょうどハードディスクを格納する部分なので、ハードディスクの発熱を考えた上で設置されているものと思われます。

内部チェック
内部の全体写真です。配線が上手にまとめられており、とてもスッキリしています。

下の写真のように既設のハードディスクの下にもう1か所3.5インチベイがあり、ハードディスクの増設も可能です。

ハードディスクの増設をする場合、ベイをケース本体から取り出し、付属品として同封されているマウンタを使用する必要があります。

CPUクーラーはノーマルCPUクーラーとなります。ノーマルながらCooler Master(クーラーマスター)製のクーラーが採用されています。インテルCPUのリテールクーラーではないところに好感が持てます。

マザーボードはMSI製の物が採用されていました。型番は「H97M-S01」。検索しても詳細がヒットしないので、おそらく組み込み用のOEMマザーボードだと思われます。市販モデルで「H97M-G43」というマザーボードがありますが、こちらの廉価版で間違いないでしょう。

レビュー本機のビデオカードはマザーボードと同じMSI製のものが採用されていました。大型のファンが2基搭載されているモデルで、型番が「GTX 970 4GD5T」。ビデオカードもおそらくOEM生産品で、市販の「MSI GeForce GTX 970 4GD5T OC」のOC(オーバークロック)していないバージョンのようです。
余談ですが、搭載されているクーラーが「MSI GeForce GTX 970 4GD5T OC」と全く同じ100mm口径の「プロペラブレード」ファンを2基実装する「Armor 2X」クーラーなので、OC仕様の「コアベースクロック1,102MHz、ブーストクロック1,241MHz」まで安心してオーバークロックできるということになるのでは!?ただ、メーカー保証期間中にオーバークロックをして何かあった場合、保証対象外となってしまいますので、もしオーバークロックをするのであれば1年のメーカー保証期間が終了した後に設定することをおすすめします。
※当サイトは決してオーバークロックを推奨しているわけではありません。オーバークロックは完全自己責任にてお願い申し上げます。

ビデオカードの横には140mm角の大きなフロントファンが搭載されています。

電源は FSP の500Wの80PLUS SILVER認証電源を搭載。500Wと聞くと容量が少なく感じますが、NVIDIA GTX900シリーズは消費電力が低いので、

ベンチマークを計測してみた
ベンチマークの定番、3DMark「Fire Strike」と先日6月23日にリリースされた「ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド」の2つのベンチマークを走らせてみました。
3DMark「Fire Strike」

ファイナルファンタジー XIV 蒼天のイシュガルド [1280×720ドット (最高品質)]

ファイナルファンタジー XIV 蒼天のイシュガルド [1920×1080ドット (最高品質)]

さすがハイエンドの位置づけとなる「GeForce GTX 970」を搭載したモデルだけあってベンチマークのスコアは申し分ありません。どんなゲームでも快適にプレイ可能かと思います。
NEXTGEAR-MICRO im560GA5についてのまとめ
「Core i7-4790、GeForce GTX970搭載」とハイエンドなモデルながら価格も魅力のコストパフォーマンスに優れた1台です。基本構成ではSSDの搭載がないので、カスタマイズで追加をすればさらに快適な環境が手に入るのでオススメです。なお、光学ドライブは基本構成のままだと非搭載となりますので、この部分はくれぐれも注意しましょう。
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