im550PA6の実機レビュー
今回レビューする製品はコレっ!
G-Tune NEXTGEAR-MICRO im550PA6
今回レビューさせていただく製品はマウスコンピューターのゲーム用デスクトップパソコン「G-Tuneブランド」の NEXTGEAR-MICROシリーズ im550PA6 です。基本構成でCPUに Intel Core i7-4790、ビデオカードに GeForce GTX980 を搭載したハイエンドモデルとなります。
ちなみに今回入手したレビュー機はCPUを「Core i7-4790 → Core i7-4790K」へカスタマイズしております。
ケースは人気のG-Tuneオリジナル IN WIN製ミニタワーケースが採用されています。とても息の長いケースで人気の高さが伺えます。
前回レビューさせていただいた Core i7-4790、GeForce GTX970を搭載した NEXTGEAR-MICRO im560GA5 も比較の対象にしていただき、レビューをご覧いただければと思います。
今回レビューをする NEXTGEAR-MICRO im550PA6 の構成を見てみよう!
モデル名 | NEXTGEAR-MICRO im550PA6 |
---|---|
CPU | インテル Core i7-4790K プロセッサー |
CPUクーラー | ノーマルCPUクーラー |
メモリー | 8GB PC3-12800 DDR3 (8GB×1) |
マザーボード | インテル H81 Express チップセット搭載マザーボード (Micro ATX) |
ビデオカード | NVIDIA GeForce GTX980 4GB |
ハードディスク | 1TB SerialATAIII 7200rpm (6Gbps/ SATAIII接続) |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ |
電源 | 700W 電源 (80PLUS BRONZE認証) |
※上記スペック表の赤い字は基本構成からカスタマイズしているパーツとなります。
※本機は基本構成の場合、光学ドライブが非搭載となりますのでご注意ください。光学ドライブの搭載を希望の方は「DVDスーパーマルチドライブ」、「ブルーレイディスクドライブ」をカスタマイズにて選択可能です。
ケースの外観チェック
フロント部
G-Tune NEXTGEAR-MICROのフロントです。このミニタワーケースはG-Tuneブランド定番の人気ケースとなります。放熱性に優れており、夏場の暑い時期でも安心してパソコンを使用することができます。

フロントメッシュはワンプッシュで簡単に取り外しが可能。フロントファンを搭載しているケースはフロントに埃が付着しやすいのですが、このケースは掃除がしやすくとても実用的な作りです。取り外したメッシュは丸洗いもできますが、丸洗いした後は水分をきちんと拭き取って、乾かしてから装着しましょう。鉄製なので濡れたまま放置すると錆びてしまう可能性があります。

フロントポートは、ヘッドフォン出力、マイク入力、USB 2.0 ポート × 2、USB 3.0 ポート × 1 (背面USB 3.0ポートを1つ使用) となります。カスタマイズで17メディア対応マルチカードリーダーを搭載することも可能。

天面部
G-Tune NEXTGEAR-MICROの天面です。140mm角の大きなファンが搭載されているのが特徴です。

底面部
G-Tune NEXTGEAR-MICROの底面です。電源部分にメッシュ状の通気口が完備されています。

G-Tune NEXTGEAR-MICROのノーマルインシュレーターです。安物インシュレーターではなく、しっかりとした物が採用されています。こういった細かな部分にも強いこだわりを感じます。

背面部
背面のポート類は、USB 2.0ポート ×2、PS/2ポート(マウス、キーボード)、USB 3.0ポート ×2、LANポート、オーディオポート(マイクイン、ラインアウト、ラインイン)となります。マザーボード上の映像出力端子は本機では使用しないので、それぞれ誤接続を防ぐためカバーが取り付けられています。

背面上部から出ている青いコードはフロントUSB 3.0の延長コードとなります。下の写真のように背面のUSB 3.0ポートに挿すことでフロントUSB 3.0が使用可能になります。ただ、フロントUSB 3.0を有効にすることにより、背面の使用可能USBポートが USB 2.0ポート ×2、USB 3.0ポート ×1 となってしまいます。これはさすがに少なすぎですね…折角のハイエンドパソコンなのにとても残念です。

本機に搭載されているビデオカード(GeForce GTX980)の外部出力インターフェースは DVI-I ×1、DisplayPort ×3、HDMI ×1 となります。

サイド部
正面向かって左側のサイドパネルは広範囲にメッシュ加工が施されています。この左側のサイドパネルはロゴやグラフィックが刻印されたクリアアクリルパネルに変更することもできます。期間限定のコラボレーションアクリルパネルもございますので、気になる方はチェックしておきましょう。

正面向かって右側のサイドパネルにも通気口が完備されています。ちょうどハードディスクを格納する部分なので、ハードディスクの発熱を考えた上で設置されているものと思われます。

内部チェック
NEXTGEAR-MICRO im550PA6の内部全体写真です。配線が上手にまとめられています。ビデオカードに比べてマザーボードがかなり小さいですね。Micro ATX規格のマザーボードの中でもかなり小さいサイズではないでしょうか。

下の写真のように既設のハードディスクの下にもう1か所3.5インチベイがあり、ハードディスクの増設も可能です。ただ、電源ユニットの配線コードが位置的にすごく邪魔をするので、自身での増設は大変かと思います。

NEXTGEAR-MICRO im550PA6のノーマルCPUクーラーです。Cooler Master(クーラーマスター)製の物が採用されています。

マザーボードはGIGABYTE製の物が採用されていました。型番は「GA-H81M-D3V-JP」。組み込み用に生産されているOEM製品です。市販されているモデルで「GA-H81M-D3V」という型番のマザーボードがありますが、これの廉価版と考えて間違いないかと思います。市販モデルと比べて明らかに削られていると分かる部分は USB3.0端子×2、USB 3.0ピンヘッダーです。

レビュー本機に搭載されていたビデオカード「GeForce GTX980」です。ビデオメモリーは4GB。ファンの形状がリファレンスモデルに近いタイプの物が採用されていました。このモデルの詳細を調べようと思いましたが、結局分かりませんでした。




ビデオカードの横には140mm角の大きなフロントファンが搭載されています。ちょうどビデオカードの真横なのでビデオカードの冷却にかなり有効です。

電源は700Wの80PLUS BRONZE認証電源を標準で搭載。レビュー本機にはAcBel(アクベル)製の電源ユニットが採用されていました。

ベンチマークを計測してみた
3DMark「Fire Strike」と「ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド」の2つのベンチマークを走らせてみました。なお「ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド」はDirectX 9で計測しております。
3DMark「Fire Strike」

ファイナルファンタジー XIV 蒼天のイシュガルド [1280×720ドット (最高品質)]

ファイナルファンタジー XIV 蒼天のイシュガルド [1920×1080ドット (最高品質)]

ベンチマークは申し分なしのハイスコアです。どんなゲームでも快適にプレイすることができるかと思います。先月に発売された「GeForce GTX980Ti」も気になるところですが、「GeForce GTX980」でも十分なパフォーマンスを発揮してくれることは間違いありません。
NEXTGEAR-MICRO im550PA6についてのまとめ
ハイスペックで販売価格も良心的なNEXTGEAR-MICRO im550PA6。たしかにコストパフォーマンスに優れておりますが、採用されているマザーボードがはっきり言って残念な内容でした。せっかくのハイエンドPCなのですから、もう少しUSBポートが多い気の利いたマザーボードを採用してほしかったですね…まぁ言ってもUSBハブを使えば特に問題ないですし、総合的に評価すれば間違いなくおすすめできるゲームパソコンです。
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