MSI GTX 960 GAMING 4Gのレビュー
今回レビューする製品はコレっ!
Twin Frozr V + 4GBメモリー搭載「MSI GTX 960 GAMING 4G」
今回レビューさせていただく製品は人気のミドルレンジ帯GPU「GeForce GTX 960」を搭載したMSIのグラフィックカード「GTX 960 GAMING 4G」です。
MSIのグラフィックカードでは定番の「Twin Frozr」。GTX 960 GAMING 4G はその5代目となる「Twin Frozr V」を搭載し、冷却性と静音性にさらに磨きをかけたモデルとなります。動作クロックもリファレンスからチューニングされており、GPUベースクロックは定格の1,127MHzから1,241MHzへ、GPUブーストクロックは定格の1,178MHzから1,304MHzへ向上しています。
MSI独自のオーバークロックユーティリティソフト「GAMING APP」を使用すれば、パフォーマンス重視の「OC Mode」、パフォーマンスと静音性のバランスを重視した「Gaming Mode」、静音性重視の「Silent Mode」を切り替えることも出来ます。デフォルトではバランス重視の「Gaming Mode」となっております。
GTX 960 GAMING 4Gのスペックを見てみよう!
モデル名 | GTX 960 GAMING 4G |
---|---|
GPU | NVIDIA GeForce GTX 960 |
CUDAコア数 | 1,024基 |
コアベースクロック | 1,241MHz(OCモード時) |
ブーストクロック | 1,304MHz(OCモード時) |
メモリ規格 | GDDR5 |
メモリ容量 | 4,096MB |
メモリクロック | 7,010MHz |
メモリバス | 128bit |
インターフェイス | DisplayPort×3、HDMI×1、DVI-I×1 |
対応バス | PCI-Express3.0 x16 |
補助電源コネクター | 8ピン×1 |
まずはパッケージをチェック
パッケージデザイン自体は前回レビューしたGTX 980Ti GAMING 6Gとほぼ変わりません。

パッケージの裏面です。

本体をチェック
ファン側
ボディはプラスチック製です。大型のファンが2基搭載されています。

ファンブレードの形状が一つ置きに異なる「トルクスファン」が採用されています。空気の拡散を最大化する「従来型ファンブレード」と空気の放散を最大化する「分散型ファンブレード」を交互に配置することにより、優れた静音性とエアフローの増加を実現しています。

上部
ヒートパイプは3本で構成されています。カードの全長は約267mm。ミドルエンドモデルとしてはそれなりの長さがあります。カード厚は2スロット占有となります。


補助電源は8ピン×1となります。

端の部分の「MSI」のロゴマークは電源投入後にLEDが点灯します。

スロット側
横長のヒートシンクが搭載されており、その各処にヒートパイプがいきわたっていることで上手く熱を伝導させることができます。


基盤側
基盤側は金属プレートで保護されています。このプレートはかなりの厚みがあり、前回レビューしたASUS STRIX-GTX960-DC2OC-2GD5の金属プレートと比べると倍以上の厚みがあります。この金属プレートにより基盤の歪みを防止することができ、また熱吸収にも効果的です。

カードの先端
MSI GTX 960 GAMING 4Gのカード先端です。

ポート側
インターフェースは DisplayPort×3、HDMI×1、DVI-I×1 となります。

ベンチマークを計測してみた
ベンチマークの検証環境は以下の通り
CPU | インテル Core i7-4790K プロセッサー |
---|---|
メモリー | 8GB (4GB x2, デュアルチャネル) |
マザーボード | ASUS Z97-PRO |
グラフィックカード | MSI GTX 960 GAMING 4G |
SSD | CFD CSSD-S6T128NHG6Q |
電源 | 750W (80PLUS GOLD認証) |

今回の検証ではデフォルトの「Gaming Mode」にて3DMark「Fire Strike」と「ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド」のベンチマークを計測してみました。
3DMark「Fire Strike」

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MSI GTX 960 GAMING 4Gについてのまとめ
人気のミドルレンジ帯「GeForce GTX 960」では各メーカーから様々なモデルが発売されており、静音性、ワットパフォーマンスなどで差別化を図ろうと各社独自で開発したカードが世の中に多数送り出されています。その中で「MSI GTX 960 GAMING 4G」は定評のあるオリジナルクーラーTWIN FROZRシリーズの最新版「TWIN FROZR V」を搭載し、より静かに、そしてより安定した動作を実現したグラフィックカードとなります。
昨今はフルHDを超える超高解像度ディスプレイが続々登場しています。画面の表示解像度や発色数はビデオメモリの容量によって左右される部分が大きいので、「4GBメモリー搭載のミドルエンドグラフィックカード」というのは、かなり重宝できる存在ではないでしょうか。
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