Monarch LFの実機レビュー
今回レビューする製品はコレっ!
Monarch LF (EA03/H97)
今回レビューさせていただく製品は、ドスパラのタワー型パソコン「Monarch LF」です。
CPUにintel Core i5-4590、グラフィックボードにNVIDIA GeForce GT740を搭載したモデルとなります。オフィス業務はもちろんのこと、動画編集・写真編集などにも最適な1台。高性能グラフィックスを搭載しているので、3Dオンラインゲームも快適に楽しむことができます。標準構成で10万円(税込)を切る魅力的な価格でコストパフォーマンスの高さが伺えます。
PCケースはDiginnosオリジナルケース「EA041」を採用。おそらくIN WIN製のOEM生産品かと思いますが、拡張性と排熱性に優れたケースで後々に増設を考えている方は大変重宝するかと思います。
採用されているパーツの詳細やケースの仕様、ベンチマークスコアも含めて早速レビュー開始!
Monarch LFの構成を見てみよう!
今回レビューをするMonarch LFの構成スペック
モデル名 | Monarch LF (EA03/H97) |
---|---|
CPU | インテル Core i5-4590 プロセッサー |
CPUクーラー | 静音パックまんぞくコースLite |
メモリー | 8GB PC3-12800 (DDR3 SDRAM, 4GB x2, デュアルチャネル) |
マザーボード | ASUS H97-PLUS |
ビデオカード | NVIDIA GeForce GT740 GDDR5 1GB |
ハードディスク | 1TB (SMART DRIVEにてハードディスク静音化) |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ |
電源 | 500W 静音電源 (AcBel 製 / 80PLUS BRONZE認証) |
※上記スペック表の赤い字は基本構成からカスタマイズしているパーツとなります。
ケースの外観チェック
フロント部
Diginnosオリジナルケース「EA041」のフロントです。公式サイトでもオリジナルと表記されていますが、IN WINのOEM生産品となります。シャーシ自体はパソコン工房のLesance DTなど他メーカーのBTOパソコンにも使用されているモデルなので、正確には「フロント部分がDiginnosオリジナル」ということになるかと思います。フロントの表面は非光沢で目の細かいシボ加工が施されています。

フロント中央にはUSB2.0×2ポート、マイク入力、ヘッドフォン出力が装備されています。フロントにUSB3.0ポートが完備されていないのがちょっと残念です。もしフロントでUSB3.0を使用されたい方は購入時のカスタマイズで1,480円(+税)にて3.5インチオープンベイにUSB3.0×2ポートを追加可能です。

電源ボタンはフロント通気口の上部に配置されています。電源ボタンの並びにはHDDアクセスランプとリセットスイッチを装備。

電源投入後、電源ボタンはブルー、HDDアクセスランプはホワイトに光ります。

同じドスパラのミニタワーパソコンと大きさを比べてみました。幅はどちらも190mmで同じサイズですが、高さはレビュー本機のタワーパソコンが55mm高いです。

天面部
ケースの天面です。通気口は完備されておりません。

底面部
ケースの底面です。こちらも通気口はありません。

背面部
マザーボード(ASUS H97-PLUS)のポート類は PS/2ポート(マウス、キーボード)、VGAポート、DVI-Dポート、HDMI、USB3.0ポート ×4、USB2.0ポート ×2、LAN、Audioです。※本機はビデオカード搭載モデルなのでマザーボードの映像出力ポートは使用しません。

ビデオカードは「NVIDIA GeForce GT740」を搭載。映像出力端子は D-Sub×1、DVI×1、 miniHDMI×1 です。

サイド部
正面向かって左側のサイドパネルには通気口が完備されています。

正面向かって右サイドです。

内部チェック
電源ユニットはケースの上部に配置されています。配線が上手に束ねてあり、エアフローがきちんと確保されているのが分かります。

今回はドスパラのカスタマイズで「ハードディスクの静音化」を選択してみました。HDDの静音化を選択した場合、下の写真のようにSMART DRIVEというケースにハードディスクが収納され、5インチベイに設置されます。実際に搭載してみた感想ですが、耳を近づけないとハードディスクの動作音が聞こえないくらい静かだったので効果は十分にあるようです。ハードディスクの動作音が気になる方にはオススメ。

3.5インチシャドウベイは全部で4段。今回はハードディスクをSMART DRIVEにて静音化しているので、3.5インチシャドウベイが全て空いている状態です。

CPUクーラーは「静音パックまんぞくコースLite」。上位の「静音パックまんぞくコース」より小ぶりなCPUクーラーとなりますが、ヒートシンクも大きく作りもしっかりとしているので冷却機能はかなり期待できるかと思います。静音ファンなのでもちろん音も静かです。

CPUクーラーのメーカーはドスパラのデスクトップパソコンには、ほとんどと言っていいほど採用されている「DeepCool/九州風神」です。

マザーボードはASUSの「H97-PLUS」が採用されていました。このマザーボードはBTOパソコンで頻繁に採用されるOEM生産品ではなく、市販で販売されているモデルです。流通価格で10,000円前後のどちらかと言えばエントリーモデルにあたる製品ですが、廉価版であるOEM製品ではないというのが好感を持てます。

ビデオカードはドスパラのBTOパソコンでは定番となりつつある Palit Microsystems製。GPUはNVIDIA GeForce GT740でビデオメモリは1024MB。型番は「NE5T74001301-1073F」の物が採用されていました。GK107コアを搭載したGT640の後継モデルで補助電源不要のエントリー向けビデオカードとなります。



電源はAcBel(アクベル)製の500W 80PLUS BRONZE認証電源をカスタマイズで選択しています。標準スペックの場合は550Wの電源で、おそらく80PLUS認証を取得していない電源になるかと思います。

ベンチマークを計測してみた
今回は、3DMark「Fire Strike」と「ファイナルファンタジー XIV 新生エオルゼア キャラクター編」の2つのベンチマークを走らせてみました。エントリーモデルにあたるGeForce GT740はどの程度ゲームに対応できるのでしょうか?結果は下をご覧ください。
3DMark「Fire Strike」

ファイナルファンタジー XIV 新生エオルゼア キャラクター編 [1280×720ドット (最高品質)]

ファイナルファンタジー XIV 新生エオルゼア キャラクター編 [1920×1080ドット (最高品質)]

ベンチマークはそこそこのスコアといった感じです。ファイナルファンタジー XIV 新生エオルゼア キャラクター編の「解像度1920×1080ドット(最高品質)」でもベンチマーク中にカクつく場面はなく、スムーズに動いておりましたので、大抵のゲームは問題なくプレイ可能かと思います。解像度1280×720ドットであればどんなゲームでもヌルヌル快適にプレイできるレベルです。
この性能で税込価格10万円(標準スペックの場合)を切るので、間違いなくコストパフォーマンスは高いと言えます。オールラウンドに活躍してくれる1台で、Monarch LFは管理人的にかなりオススメのモデルです。
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