GALLERIA ZGの実機レビュー
今回レビューする製品はコレっ!
GALLERIA ZG (KT34/Z97)
今回レビューさせていただく製品は、ドスパラのハイエンドPC「GALLERIA ZG」です。
CPUにintel Core i7-4790K、グラフィックボードにNVIDIA GeForce GTX980を搭載したモデルとなります。標準構成で250GBのSSDと700Wの80PLUS BRONZE認証電源が搭載されているのも魅力です。
今回のレビューで使用している GALLERIA ZG は標準仕様から何もカスタマイズをしていない基本スペックとなりますが、このモデルは敢えてカスタマイズをする必要がないほどハイスペックなパソコンと言えるかと思います。
2015年3月現在で「0-dB TECH」対応JetStreamクーラー採用グラフィックスへの無料アップグレード、さらにSSDも通常120GBから250GBへ無料アップグレード中なので、ご購入をお考えの方はこの機会をくれぐれもお見逃しなく!
GALLERIA ZGの構成を見てみよう!
今回レビューをするGALLERIA ZGの構成(基本構成スペック)
モデル名 | GALLERIA ZG (KT34/Z97) |
---|---|
CPU | インテル Core i7-4790K プロセッサー |
CPUクーラー | 静音パックまんぞくコース |
メモリー | 16GB PC3-12800(DDR3 SDRAM, 8GB x2, デュアルチャネル) |
マザーボード | ASUS Z97-C |
ビデオカード | NVIDIA GeForce GTX980 4GB(PCI Express3.0) |
SSD | 250GB(Crucial BX100シリーズ) |
ハードディスク | 2TB |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ |
電源 | 700W 静音電源 (AcBel 製 / 80PLUS BRONZE認証) |
ケースの外観チェック
フロント部
GALLERIA専用オリジナルKTケースのフロントです。「ガレリアと言えばKTケース」と言うくらいユーザーに浸透している人気のケースです。旧オリジナルケース「CBケース」からフルモデルチェンジをして早1年以上が経過しますが、より軽量化されて、見た目もシャープになったKTケースは支持率も高いです。

フロント中央部にはUSB3.0ポート、SDカードスロット、マイク入力、ヘッドフォン出力、リセットスイッチ、電源ボタンがあり、全て一直線のラインで並んでいます。使用頻度の高いポートが使いやすい位置に配置されているのが嬉しいですね。

天面部
天面には通気口が2つ完備されており、背面側の通気口には標準でファンが搭載されています。これにより内部から発生する熱の排出がより効果的になり、暑い夏場の時期でも安心して使用することが可能です。もちろんドスパラのカスタマイズでフロント側の通気口にもファンを増設することができます。天板は比較的薄い作りなのでファンを増設することにより強度も増すのでおすすめです。

底面部
底面にも大きな通気口を2つ完備。インシュレーターは4つでシリコンゴム製のものが採用されています。

背面部
マザーボード(ASUS Z97-C)のポート類は USB2.0ポート ×2、PS/2ポート(マウス、キーボード)、DVIポート、VGAポート、HDMIポート、USB3.0ポート ×4、LANポート、オーディオポート(サラウンド・サイドスピーカー出力、センター・ウーファー出力、サラウンド・バックスピーカー出力、マイクイン、ラインアウト、ラインイン)です。
背面ケースファンは12cm角のものが採用されています。ファン中央のシールには「Diginnos」と記載されていますが、オリジナルファンなのでしょうか?公式サイトによると静音ファンのようですね。

ビデオカードは「NVIDIA GeForce GTX980 4GB」を搭載。ハイエンドグラボとなるのでサイズが大きく2スロット分を占有しています。映像出力は DVI x1、miniDisplayPort x3、 miniHDMI x1 です。

サイド部
正面向かって左側のサイドパネルには2つ通気口が完備されています。この部分にファンを取り付けることも可能です。

正面向かって右側のサイドパネル上部にも通気口が完備されています。この通気口はCPUから発せられる熱よってのマザーボードの温度上昇に配慮したもので、マザーボードの温度を低く抑え、部品の劣化を防ぐことが目的で設置されています。

※1点このモデルで気が付いたことなのですが、「Windowsのプロダクトキー(COAラベル)」がありません。今までであれば左サイドパネルの上部にCOAラベルが貼ってあったのですが、どうやら昨年末の出荷分あたりから貼らなくなったモデルがあるようです。調べてみたところ「プロダクトキーがシステムボードに埋め込みされていてリカバリ後の初期設定時にもプロダクトキーの入力が必要ないから撤去した」みたいです。他のメーカー製パソコンもWindows 8からCOAラベルがなくなっているので、それと同じになったということになりますが、クリーンインストールができなくなるので、かなりの痛手ではないでしょうか…
内部チェック
電源ユニットは直出し式ですが、余分な配線もきれいにまとまっています。ビデオカードがとてもに大きく、奥行きが520.7mmもあるガレリア専用KTケースでも余裕がない程です。またこのビデオカードは厚みもあり、拡張スロットは外側から見たら2スロットを占有しているように見えますが、実際は3スロット分が使用不可であるのが分かります。

3.5インチシャドウベイは全部で5段。もちろん2.5インチのSSDやハードディスクを取り付けることも可能です。

手前の突起部分に指を掛けて引けば簡単にHDDマウンタを取り出せるので、自分で増設をする際はとても便利です。

CPUクーラーは「静音パックまんぞくコース」。静音ももちろんですが、これだけ大きなファンとヒートシンクが付いていれば冷却機能もかなり期待できます。ドスパラのデスクトップパソコンには、ほとんどと言っていいほど採用されている「DeepCool/九州風神」製です。

マザーボードはASUSの「Z97-C」が採用されていました。OEM生産品ではなく、市販で販売されているモデルです。流通価格で12,000~15,000円程度のどちらかと言えばエントリーモデルにあたる製品ですが、廉価版であるOEM製品ではないというのが好感を持てます。ちなみに前回レビューした同スペックでライバル機にあたるマウスコンピューターの「G-Tune NEXTGEAR i640PA5-SP」ではMSI製のOEMマザーボードが採用されていました。

ビデオカードはドスパラが国内販売代理店を務める Palit Microsystems製。GPUはNVIDIA GeForce GTX980でビデオメモリは4096MB。型番は「NE5X980H14G2-2042J」となります。オリジナルクーラー「JetStream」を搭載したモデルで、ジェットエンジンをモチーフにした10cmの大口径「TurboFan Blade」ファン×2と銅製の大型受熱ベースで構成されており、高い静音性と冷却性能を両立しています。さらに60℃以下でファンが止まる「0-dB TECH」にも対応したハイエンドグラボとなります。




電源はAcBel(アクベル)製の700Wを搭載。80PLUS BRONZE認証電源です。AcBel社は企業理念に「目標不良率0%」を掲げている世界的に有名な電源メーカーで、その不良率は「100万台に150台」という低不良率を誇る信頼のメーカーです。

ベンチマークを計測してみた
今回は、3DMark「Fire Strike」と「ファイナルファンタジー XIV 新生エオルゼア キャラクター編」の2つのベンチマークを走らせてみました。GeForce GTX 900シリーズの最上位機種にあたるGeForce GTX980を搭載したハイエンドPC「GALLERIA ZG」はどれほどのスコアを叩き出すのでしょうか?
3DMark「Fire Strike」

ファイナルファンタジー XIV 新生エオルゼア キャラクター編 [1280×720ドット (最高品質)]

ファイナルファンタジー XIV 新生エオルゼア キャラクター編 [1920×1080ドット (最高品質)]

3DMark「Fire Strike」のスコアは10,000を余裕で超えてきました。ファイナルファンタジー XIV 新生エオルゼア キャラクター編も文句なしのハイスコアで、どんなゲームでも最高のパフォーマンスを発揮してくれる頼もしいモデルと言えます。比較の対象として、前回レビューしたGeForce GTX 970を搭載した下位モデル「GALLERIA XF」と比べると、そのスコアに大きな差があることが分かります。また、「0-dB TECH」対応JetStreamオリジナルクーラーの効果でベンチマーク計測中も動作音が大変静かでした。
動作音がうるさかったら集中してゲームをプレイすることも出来ないので、この部分も高く評価ができます。※2015年3月現在、ドスパラ直販サイトにて「標準クーラー搭載グラフィックス → JetStreamクーラー搭載グラフィックス」へ無料アップグレード中となります。お見逃しなく!
マウスコンピューターの売れ筋ランキング
今マウスで売れている人気の商品トップ3
Core i7-9700 と新定番グラフィックカード RTX2070Superを搭載したG-Tune HM-Bが堂々1位!