Dell Precision M6800の実機レビュー
今回レビューする製品はコレっ!
Dell Precision M6800ワークステーション
今回レビューさせていただく製品はデルの17.3インチ液晶搭載ワークステーション Precision M6800 です。
Precision M6800は、高度な処理能力が求められる3Dレンダリングなど負荷の大きいタスクでも快適に処理できる性能を誇ったノート型高性能ワークステーションです。
ディスプレイは17.3インチ液晶を搭載し、グラフィックスはAMD FirePro、NVIDIA Quadroから選択可能。また、よりユーザーの細かな要望に答えられるよう、カスタマイズできる内容が多いことも本製品の魅力の一つです。ただ、ディスプレイの種類はHD(1600 x 900)、FHD(1920 x 1080)の解像度の中からしか選べないので、その点は若干残念な部分ではあります。
レビューで使用するPrecision M6800の構成を見てみよう!
モデル名 | Precision M6800 |
---|---|
ディスプレイ | 17.3インチ デジタルハイエンドシリーズ フル HD(1920x1080) ワイドビュー アンチグレア (LEDバックライト採用) |
CPU | インテル Core i7-4810MQ プロセッサー |
チップセット | モバイル インテル QM87 Express チップセット |
メモリー | 16GB デュアルチャネル DDR3L 1600MHz (4GBx4) |
グラフィックス | AMD FirePro M6100 Mobility Pro(GDDR5専用メモリを2 GB搭載) |
ハードディスク | 1TB 5400 rpm SATA ハードドライブ |
光学ドライブ | スロットローディング式 DVD+/-RW |
※製品の仕様はモデルによって異なりますので、詳しくはデルの公式サイトでご確認ください。
外観チェック
天板部
Precision M6800の天板です。材質はアルミニウムとマグネシウム合金でできているようで質感も良いです。

天板の中央に刻まれた「DELL」のロゴです。

フロント
フロント部分です。フロント部分の高さは約36mmとノートパソコンとしてはかなりの厚みがあります。


フロント中央にはボタンが配置されており、ディスプレイを開く際はこのボタンを押して開ける仕様となっています。

サイド
正面向かって左サイドです。左サイドには光学ドライブが装備されています。インターフェースは ロックスロット ×1、USB3.0ポート ×2、マイク入力 ×1、ヘッドフォン出力 ×1、9-in-1メディアカードリーダー ×1、54 mm ExpressCardスロット ×1となります。

正面向かって右サイドです。右サイドには ワイヤレススイッチ ×1、USB3.0ポート ×2、DisplayPort ×1が装備されています。

背面部
背面には VGA端子 ×1、LANポート ×1、HDMI ×1、eSATA/USB 2.0ポート ×1を装備。

正面から
ディスプレイをオープンした状態です。デザインもシンプルで落ち着いた雰囲気があります。

ディスプレイ
ディスプレイは17.3インチ ディスプレイが採用されています。レビュー機は非光沢タイプなので光の反射や映り込みが目立ちにくく、長時間のパソコン使用でも目が疲れにくい特徴があります。


視野角も悪くありません。

キーボード部分
キーボードはテンキー付きです。キーピッチは約 19.5mmと十分な幅が確保されており、とてもタイプしやすいです。



Precision M6800はキーボードの中央にトラックスティック(ThinkPadでいうトラックポイントと同じもの)を装備しています。

電源ボタンはキーボードの右上に配置されています。

キーボードの左上にはミュートボタンとボリュームボタンを装備。その下にはデバイスインジケーター(状態表示ランプ)があります。

Precision M6800にはタッチパッドの上下にクリックボタンが装備されています。下のクリックボタンはタッチパッド使用時に使い、上のクリックボタンはトラックスティック使用時に使います。

裏面(底面)
Precision M6800の裏面です。裏面にはドッキング端子が装備されており、この端子を介してE-Port Plusポートレプリケータをドッキングし、ワイヤレスキーボード&マウス、デュアルモニタスタンド、高性能モニタなどを簡単に接続して、モバイルワークステーションの機能性を高めることができます。

バッテリー
搭載されているバッテリーパックです。

ACアダプタ
ACアダプタはかなりの大きさがあります。パソコン本体のサイズを考えても持ち運びには適しません。

ベンチマークを計測してみた
3DMarkとファイナルファンタジーXIV(蒼天のイシュガルド)のベンチマークを計測してみました。
3DMark

FF XIV 新生エオルゼア キャラクター編 [1280×720ドット (高品質ノートPC)] DirectX 11

FF XIV 新生エオルゼア キャラクター編 [1920×1080ドット (高品質ノートPC)] DirectX 11

Dell Precision M6800についてのまとめ
ワークステーションだけあって性能パフォーマンスはかなりのものを感じることができました。3Dレンダリングなど負荷の大きいタスクでも快適に処理できるかと思います。ただ、その分価格設定も高いので十分に検討をしたうえで購入されたほうが良いかと思います。
Precision M6800はオプションで選択できるカスタマイズの内容が豊富なのも魅力です。ただ、ディスプレイで選択できる最大の解像度が1920x1080ドットのフルHDなのが残念なところ。3840x2160ドットの4Kが選択できればもっとユーザーの幅が広がりそうなのに…
17.3インチ液晶搭載ということで本体サイズも大きく、付属のACアダプターも大きいです。持ち運びには適しませんので、移動は部屋内、もしくは建物内だけで「準据え置き型」としての使用が一番ベターだと思います。

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