薄型iMacのハードディスクを換装
薄型iMacのハードディスクを換装してみた
ということで、表題の通り今回は薄型iMacのハードディスクを換装していきたいと思います。昔のモデルのiMac(厚みがあるやつ)は画面のパネルが磁石でくっつけるタイプだったので吸盤なんかを使えば簡単に外すことができたのですが、最近主流の薄型タイプは強力両面テープのようなものでガッチリと固定されています。画面を外すのに若干苦労はしますが、画面が外れてしまえばあとは難しいことはありません。

薄型iMacのハードディスクを換装するにあたって用意する物
薄めのヘラ及びスクレーパー
iMacの本体と画面の間に隙間を作るために使用します。カッターだと薄すぎて折れてしまう可能性があるので、あまりおすすめはしません。
要らなくなったディスク
iMacの本体と画面を接着している両面テープを剥がすために使います。カードなどを代用してもいいですがディスクの方が楽に剥がせます。
トルクスドライバー
ハードディスクのマウンタを外す際に使用します。こちらは代用が不可能なので無い場合は購入するしかありません。刃先サイズはT10というものです。
強力両面テープ
換装完了後に本体と画面を張り付ける際に使います。剥がれて落下してしまうと怖いので強力なものを選びましょう。
iMacの本体と画面を分離する
まずはヘラを使ってiMacの本体と画面の間に隙間を作ります。角の部分にヘラを当てて左右に動かしながら少しずつ押し進めていきます。


隙間ができたらそこにディスクを入れます。


ディスクが隙間にしっかりと噛み合ったらディスクを転がすような感じで接着部分を剥がしていきます。刃物を用いて剥がす場合は入れ過ぎて内部の線を断線させないように注意しましょう。


接着している両面テープが剥がせたら画面下を支点にして画面上の隙間に指先を入れてゆっくりと本体と画面を離していきます。


続いて本体と画面を接続している2か所の配線を外します。




配線が外れたら画面を外します。薄型iMacの画面はガラスパネルと液晶ディスプレイが一体になっているのでそれなりに重量があります。外す際に落とさないように気を付けましょう。


ハードディスクを換装する
接続されているハードディスクを外す
トルクスドライバーを使って固定パーツを外します。固定パーツは4つのネジで留まっています。






固定パーツが外れたら下の写真のようにマウンタを摘まんでハードディスクを浮かせます。


続いてハードディスクに接続されているSATAケーブルと電源ケーブルを抜きます。ケーブルの長さに余裕がなくコネクターを指で摘まむことができないので、精密ドライバーのマイナスなど先の細い物を用いてケーブルを抜きます。





ケーブルを外してハードディスクを抜き取ったらマウンタを外します。マウンタはラバー製なので脱がせる感じで簡単に外せますが、横の部分だけ両面テープで張り付いているので、まずは横の両面テープを剥がしましょう。






新しいハードディスク、もしくはSSDを取り付けて接続する
新しいハードディスク、もしくはSSDを取り付けて接続します。ハードディスクを外した方法と逆の手順を行えばいいだけなので難しいことはありません。






外した画面を取り付ける
ハードディスクの換装が完了したら外した画面を取り付けます。まずは元々使われていた接着テープの残骸を全て取り除きましょう。




キレイにテープの残骸が取り除けたら、強力両面テープを貼りなおして配線をすれば換装作業は終わりです。



換装作業が終わったらOSをインストールして完了
ハードディスクの換装作業が全て終わったら最後にOSをインストールして完了です。

薄型iMacのハードディスクを換装してみて感じたこと
正直なところ、換装作業に入る前は「おそらく手こずるんだろうなぁ…」と思っていたのですが、実際に作業をしてみると案外スムーズにできました。まぁ一番時間がかかったのはお分かりの通り、画面(ディスプレイ)を本体から剥がす作業だったのですが、急に思い立ったディスクを使用する方法のおかげで特に苦労することもなく画面を取り外すことができました。
今回の換装はハードディスクからハードディスクへの換装を行ったのですが、大容量SSDもだいぶ価格が落ち着いてきたのでハードディスクからSSDへの換装をおすすめします。
なお、今回行ったiMacのハードディスク換装は完全自己責任となります。リスクも伴う作業になりますので、自信のない方はお控えくださいますように…
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