1. ドスパラ大百科ホーム
  2. 管理人の気まぐれレポート
  3. CPUクーラーを分解して清掃してみた

CPUクーラーを分解して清掃してみた

CPUクーラーのファンに溜まった埃を掃除して夏対策をしましょう!

パソコン起動中の筐体内部は熱を排出するために空気が循環しています。その際空気と一緒に埃や塵も内部に混入してくるので、しばらく使用したパソコンのCPUクーラーには埃が溜まってしまいます。このCPUクーラーの埃が原因でCPUの温度が上昇してしまいパソコンが強制シャットダウンしてしまうことがあるので、特に気温が上昇する夏場に向けてCPUクーラーを分解して清掃してみました。

Intel純正CPUクーラー

埃でヒートシンクの隙間(スリット部分)が塞がっていたら要注意!

今回分解清掃を試みようと思ったCPUクーラーはそこまで埃が溜まっていませんでしたが、一つの掃除の目安としては「ヒートシンクの隙間(スリット部分)が埃で塞がっている状態」です。ヒートシンクの隙間が埃で塞がっているとファンからの風がヒートシンク全体に行き渡らず本来の冷却機能を十分に発揮できなくなってしまいます。

埃が溜まったCPUクーラー

CPUクーラーを分解して清掃をする

CPUクーラーをマザーボードから取り外す

まずはマザーボードからCPUファンを取り外す作業から始めます。もし作業に邪魔なようでしたら、メモリーも外すことをおすすめします。※マザーボード自体をPCケースから取り外す必要はありません。


CPUファンのコネクタを外す

まず1番最初にすることがCPUファンのコネクタをマザーボードから外す(抜く)ことです。CPUファンから伸びているケーブルの先にコネクタはあるので特に迷うこともないかと思います。外し方も簡単でコネクタを指で挟んで上に引っ張るだけです。

CPUファンのコネクタを外す

プッシュピンのロックを解除する

プッシュピンの頭を矢印の方向に回してプッシュピンのロックを解除します。プッシュピンの頭に切れ込みがあるのでマイナスドライバーなどで回します。ちなみに固くはないので指でも回せます。

プッシュピンのロックを解除する

プッシュピンを引き上げる

プッシュピンを引き上げてCPUクーラーが取り外せる状態にします。下の写真のように指でプッシュピンの頭を引き上げます。

プッシュピンを引き上げる

CPUクーラーをマザーボードから取り外す

いよいよCPUクーラーをマザーボードから取り外します。CPUクーラーをわしづかみして引き上げれば外れます。1ピンずつ抜いていくと外しやすいです。

CPUクーラーをマザーボードから取り外す

CPUクーラーを分解する

分解する前にグリスを拭き取る

CPUクーラーを分解する前にCPUクーラーに付着したグリスを拭き取ります。アルコールを使うと取れやすいようですが私はいつもティッシュペーパーで拭き取っています。

グリスを拭き取る

ファンとヒートシンクを固定しているツメを外す

私の知る限りでは最近のIntel純正CPUクーラーは全てツメで固定されているタイプです。ツメの場所は世代や種類によって異なりますが、全て分かりやすい場所にあります。今回実践で使用しているCPUクーラーは下の画像の丸印の場所で固定されていました。

ファンとヒートシンクを固定しているツメ

ツメはヒートシンクを咬むように固定されているのでマイナスドライバーなどの工具を使ってツメを外します。今回使用しているCPUクーラーは親指で押すだけで外せました。

固定しているツメを外す

ファンとヒートシンクを切り離す

固定しているツメが全て外せたらファンとヒートシンクを切り離します。若干固いと思いますがヒートシンクを持ってグリグリと少しずつ切り離せば問題なく外せるかと思います。

ファンとヒートシンクを切り離す

CPUクーラーを掃除する

ヒートシンクを掃除する

ヒートシンクに溜まった埃を掃除します。掃除機の先端に付けるブラシを使うと掃除が大変楽なのでおすすめです。その他エアダスターなんかを使っても効果的だと思います。もし喫煙者の方でヒートシンクにヤニがこびり付いているようであれば洗剤を使って丸洗いするのもアリだと思います。ただし必ず乾いてから組み立ててください。

ヒートシンクを掃除

CPUファンを掃除する

CPUファンは形状的に掃除がしにくいのでエアダスターが有効的だと思います。ブラシで埃を落とした後、布で羽の部分を拭いてあげるのも良いです。せっかくなので隅々までキレイにしましょう。

CPUファンを掃除

分解した手順と逆に組み立てて分解清掃は完了です!

ヒートシンクにはツメを咬ませるための切れ込み箇所(下の画像の赤線部分)があるので、その部分とツメをしっかり合わせて元通りに組み立てれば完成です。

組み立てて分解清掃完了

今回はIntel純正CPUクーラーの分解清掃を実践しましたが、その他の空冷CPUクーラーも分解・組み立てはさほど難しくありません。また、空冷CPUクーラーは構造も大体同じで複雑な作りではないので、時間と機会があれば分解清掃にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?まぁ買ってもそこまで高いものではないので時間と労力を考えて新しいCPUクーラーを買うのもアリでしょう(笑)
※なお、CPUクーラーの分解清掃は自己責任にてお願い申し上げます。当サイト管理人は責任を負いかねますので、予めご了承くださいませ。



マウスコンピューターの売れ筋ランキング

今マウスで売れている人気の商品トップ3

G-Tune HM-B

Intel Core i7-9700搭載
GeForce RTX 2070 SUPER搭載

149,800円(+税)

G-Tune HM-B

G-Tune PM-B

Intel Core i7-9700搭載
コストパフォーマンス抜群の1台!

129,800円(+税)

G-Tune PM-B

G-Tune E5

Core i7-10750H搭載
持ち運びしやすいゲームノートPC

139,800円(+税)

G-Tune E5

Core i7-9700 と新定番グラフィックカード RTX2070Superを搭載したG-Tune HM-Bが堂々1位!